2014.9.3 理化学研究所仁科加速器研究センター 土井琢身 研究員
物質を構成する最小単位である素粒子の一種「クォーク」、そこに働く「強い力」。スーパーコンピュータを使った「格子QCD」という計算手法によって、それらの性質を知ることができます。
QCDは量子色力学(Quantum chromodynamics)とよばれる理論です。たった一つのシンプルな方程式により、クォークから陽子や中性子、原子核におよぶ物理の統一的な理解を可能にします。
理化学研究所仁科加速器研究センターの土井琢身研究員は、高エネルギー加速器研究機構のBlue Gene/Qや筑波大学計算科学研究センターのHA-PACSといったスーパーコンピュータを使い、クォークと強い力の謎に迫ります。