2015年2月12日(木)~14日(土)の3日間、京都大学基礎物理学研究所にて、研究会「コンパクト連星合体からの重力波・電磁波放射とその周辺領域」が開催されました。招待講演10件を含む23件の講演が行われ、47名の参加がありました。
研究会ではコンパクト天体連星合体を軸として、幅広い分野(連星合体計算、γ線バースト、超新星爆発、r過程元素合成計算、銀河の化学進化、金属欠乏星の観測、突発天体の光学/近赤外観測、X・ガンマ線観測、重力波観測)から研究者を集め、これまでの成果を紹介・整理。数年後に迫った重力波観測と電磁波観測の共同研究体制の構築に向けた議論を行いました。
セッションの終わりに10分間のディスカッションタイムを設けて議論の活性化を促す工夫があったうえ、各講演の途中でも質問が飛び交うなど、熱心な議論が行われました。
このコンパクト連星に関する研究会は2013年度にも同時期に行われており、今後も活発な活動が期待されます。