開催案内:KEK 格子ゲージ理論スクール(11/10-14)

プログラムの更新注意事項を掲載しました(11/4)

KEK 格子ゲージ理論スクール

スクールについて

日時:
2014年11月10日(月)- 11月14日(金)
場所:
高エネルギー加速器研究機構 研究本館1階 会議室3
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」、KEK理論センター
申込
9月12日(金)まで。20名程度

プログラムこちらをご覧ください。

主旨:

最初の数値シミュレーションが行われてから現在までの約30年間、格子ゲージ理論の研究は目覚ましい進歩を遂げて来ました。今では、格子QCDの真に現実的なシミュレーションを行うことが可能になり、強い相互作用の基本的性質からハドロン・原子核の物理まで、幅広いテーマの研究に応用され、発展し続けています。さらには、有限密度QCDの研究、素粒子標準理論の検証のための精密QCD計算、標準理論を越えた模型の非摂動論的研究など、これから本格化すると期待されている課題もあります。

そこで、将来の格子ゲージ理論の研究を担う若手を育成することを目的とし、格子ゲージ理論のスクールを開催致します。第一線で活躍している研究者を講師としてお迎えし、基礎をじっくりと講義して頂きます。
また、参加者自身に手を動かして頂く実習も行い、実際の数値シミュレーションを体験して頂く予定です。

M1レベルの場の量子論の基礎知識を仮定しますが、格子ゲージ理論の知識・経験は前提としません。
興味のある方は是非ご参加ください。

講師:

青木 慎也 氏(京大基研)、 石川 健一 氏(広島大)、 石塚 成人 氏(筑波大)、江尻 信司 氏(新潟大)、 花田 政範 氏(京大基研)、 深谷 英則 氏(大阪大)

世話人:

KEK 金児 隆志、西村 淳、橋本 省二

プログラム

10:00 – 11:30 午前中の講義
11:30 – 13:00 昼休み
13:00 – 14:30 午後の講義
14:30 – 15:00 休憩
15:00 – 18:00 演習

11/10(月)の18:30から研究本館1階ラウンジで懇親会を行います。
会費は学生1,000円、有給ポスドクの方には3,000円をお願いする予定です。

講義スケジュール

11/10(月) 「格子ゲージ理論入門」 京大基研 青木慎也氏 (2コマ)
11/11(火) 「アルゴリズム」 広島大 石川健一氏 (2コマ)
11/12(水) 「有限温度系」 新潟大 江尻信司氏 (2コマ)
11/13(木) 「格子ゲージ理論とカイラル対称性」 大阪大 深谷英則氏
「超対称模型のシミュレーション」 京大基研 花田政範氏
11/14(金) 「ハドロン質量、行列要素の計算」 筑波大 石塚成人氏

注意事項

* KEKの計算機にログインして演習を行いますので、ノートパソコンを持って来て頂けるようお願い致します。ノートパソコンを持っていない方は、事前にご相談ください。

* KEKの無線LAN(“tsubaki-III”)を経由してKEKの計算機にログインしますので、無線LANの利用申請を必ず事前に済ませて下さい。手続きについて不明な点があれば、お知らせ下さい。

* Windowsなどは、UNIXマシンへのログイン手段が標準で提供されていないと思いますので、ログインするためのソフトウェアをインストールしておいてください。puttyなどがあります。

* サーバーとファイルのやりとりをするためのファイル転送ソフト(WinSCPなど)、結果を図にプロットするためのグラフ作成ソフト(gnuplotなど)も準備しておいた方が良いです。

* アンチウィルスソフトウェアをインストールするなどして、ノートパソコンのセキュリティ対策を万全にしておいて下さい。

* 超対称模型の演習は Fortranの知識を前提としていますので、基本的な文法を事前に学んでおくようにしてください。

* QCDの演習では、”計算したデータをファイルから読み込んで平均をとる”ような統計処理を行う必要があります。FortranかCのどちらを使うかを決めて(どちらでも構いません)、関係ありそうな文法を調べておくと良いと思います。

* 講義は板書でじっくりと説明して頂けるようお願いしています。講義ノートは作成しませんので、必要であれば、自分でノートがとれるように筆記用具の準備もお願い致します。

参加申込み

参加を希望される方は、必要事項をご記入の上、参加申込書を9月12日(金)までに電子メールにてお送り下さい。

実習する理論(格子QCDか超対称模型)を選択できますので、申込書にご記入下さい。
実習を円滑に進めるため、参加人数は20名程度以下に制限させて頂く予定です。
参加申込者が定員を越えた場合は参加志望動機に基づいて選考させて頂きますので、予め、ご了承ください。

財源は限られていますが、希望者には旅費の補助を検討します。
補助額については世話人にご一任ください。宿舎や無線LANについては、後日、手続きの詳細をお知らせ致します。

締め切り: 9月12日(金)
申込み先: 計算基礎科学連携拠点 秘書 大石麻貴子
Email: makiko [at] post.kek.jp( [at] を@に変えてください)

—– 参加申込書 —————————————————
氏名:
所属:
学年・身分:
連絡先メールアドレス:
参加志望動機 [100文字以内]:
実習の希望: 格子QCD or 超対称模型
懇親会 [会費は1000円の予定] : 参加 or 不参加
旅費補助: 希望 or 不要
補助希望の場合
出張依頼書[下記注参照]: 必要 or 不要
宿泊予定: 11月 日(夜)~ 日(朝)

注:
スクールに参加するために、KEKから所属機関宛に出張依頼書を発行する必要があるか否かをご記入下さい。不明な場合は、所属機関の事務にご確認くださるようお願い致します。

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