HPCI戦略プログラム分野5では素粒子・原子核・宇宙分野の研究者、計算機科学の研究者らからなるユーザー支援チームを組織し、分野内の情報共有、計算の並列化や最適化に関するユーザーへのアドバイス、ユーザー支援を行なっています。最新のユーザー支援事例報告をご紹介いたします。
計算の概略 | 時空計量、物質場、速度場、光子温度の各揺らぎの二次摂動までを取り入れた、宇宙マイクロ波背景放射の温度揺らぎについての Einstein-Boltzmann solver。 |
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使用言語 | c, c++, (fortran も読むことはできます) |
問題 | 時間変化に乏しい関数 F(t) と球ベッセル関数 j_l(t-t_0) の積ついての積分:\int_{t_1}^{t_2} F(t)j_l(t-t_0) dt を倍精度実数の範囲で精度よく行なうアルゴリズムを探しています。 添字 l をある程度大きく取ると、球ベッセル関数は正負の値を取って激しく振動します。そのため、ナイーブに時間刻みを取って(たとえば等間隔に取って)足し上げると、一定の精度を保つために相当量の時間刻みを必要としてしまいます。一定の精度を保ちつつ、できるだけ少ない時間刻みでこの積分を行なえるアルゴリズムがあれば、それを教えていただけませんでしょうか。参考にはなりますので、球ベッセル関数に限らずとも、同様の振動関数に関するものでも構いません。 |
解決法、参考情報 | 詳しくはこちらをご覧ください(PDF) |
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