分野横断の難しさと楽しさ-「離散的手法による場と時空のダイナミクス」研究会

130927-30kekworkshop12013年9月27日(金)~9月30日(月)に、高エネルギー加速器研究機構 4号館1階セミナーホールで「離散的手法による場と時空のダイナミクス」研究会が開催され、約50人の参加がありました。
4日にわたって17人が、一人につき75分で、研究内容を講演し、それにそって参加者は活発に議論しました。

この研究会は、2010年京大基研、2012年理研に続き3回目となります。発表内容はバラエティに富んでいますが、それぞれの手法が離散的であるところに共通項があります。分野横断的に一同に介し、互いのアイデアを吸収するのが目的です。
初日は格子ゲージ理論、2日目は超対称性理論(SUSY理論)、3日目はSUSYを除いた重力そのものを扱いました。4日目はその他として、超対称性が自発的にやぶれる話題や、超対称性を保ったまま格子QCDを作る野心的な試みなどが紹介されました。

講演者からは、「自分の研究内容について、他分野の研究者向けにわかりやすく説明するのは難しいと気づきました」との感想があった一方で、参加者からは「活発な意見が聞けました。興味深い話が多く質が高い研究会です」との声が聞かれました。

講演中に熱心な質問が投げられた

講演中に多くの質問が寄せられ議論された

休憩時間にも議論が続いた

休憩時間にも議論が続いた

カテゴリー: お知らせ   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。