計算基礎科学連携拠点(JICFuS)は、9月8日(日)に開催された高エネルギー加速器研究機構(KEK)一般公開で、量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(Quark Card Dealer)』を出展しました。ほぼ一日中雨が降るなか、KEK全体で約4300人、『QCD』には約1200人の来場者がありました。
『QCD』は、クォークカードをクォークの性質に合わせて組み合わせ、陽子や中性子などのバリオンやメソンを作り出すカードゲームです。今年は遊び方をマンガで紹介したチラシを新たに配布しました。
来場者は受付でカードをもらってテーブル席に案内されると、10種類のバリオンカードと7種類のメソンカードのコンプリートに挑戦しました。他の来場者から依頼があると、自分の手を止めてカードを交換するお子さん、周りの子供たちとカードを交換しながらコンプリートし、「73歳でも揃えられたわ!」と満面の笑みを浮かべるご婦人、最近販売されたKEKキャップをかぶり、 手際よくコンプリートして、颯爽と帰っていく男性など、会場は多くの来場者でにぎわいました。コンプリートした来場者にはクォークやバリオン、メソンの性質が詳しく説明された下敷と、レアカードがプレゼントされました。
次回の『QCD』は、2013年10月19日(土)の計算科学研究機構一般公開(神戸市)で行う予定です。
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