理化学研究所仁科加速器研究センターの肥山詠美子准主任研究員が、第33回(2013年)猿橋賞を受賞しました。対象となった研究題目は「量子少数多体系の精密計算法の確立とその展開」”Establishing an Accurate Calculation Method for Quantum Few-Body Systems and its Applications”(業績要旨)。授賞式は5月25日(土)の予定です。
肥山詠美子准主任研究員の受賞コメント
「猿橋賞は、ずっと前から私のあこがれの賞でした。この賞をいただけて大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。
この賞で評価されたことの1つは、我々の少数多体系計算法(無限小変位ガウスローブ法)をハイパー核物理へ応用したことだと思っています。現在、J-PARCを中心にハイパー核の実験が実施、または計画されています。今後、このハイパー核物理がますます発展するために、私も研究に一層邁進したいと思います」
メディア掲載情報:日経新聞(4/25)、読売新聞(4/25)、毎日新聞(4/25)