第2回HPCI戦略プログラム分野2×分野5異分野交流研究会-量子モンテカルロ計算-
日時:2012年5月30日(水)10:30~17:30
場所:東京大学柏キャンパス物性研究所6F 第一会議室
懇親会:18:00~(会費4,000円)
開催趣旨
量子系の構造やダイナミクスに対する大規模計算は、基礎科学・応用科学を問わず、多くの分野で中心的な課題となっています。HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティングインフラ)戦略プログラム分野2「新物質・エネルギー創成」と分野5「物質と宇宙の起源と構造」では、物質科学分野(分野2)と素・核・宇宙分野(分野5)で物質階層は異なりますが、量子系の計算に類似した方法法が用いられ、共通する多くの課題があります。本研究会は、物質科学分野と素・核・宇宙分野の研究者、そして数理科学の研究者を交え、異分野の研究者がインフォーマルな雰囲気で議論をする機会を設ることを目的としています。今回は、量子モンテカルロ計算をテーマに取り上げました。関心を持たれる多くの方の参加を期待します。
HPCI戦略プログラム分野2、分野5の活動は以下をご覧くだい。
分野2「新物質・エネルギー創成」
分野5「物質と宇宙の起源と構造」
プログラム
10:30-10:40 はじめに
10:40-11:25 中村 純(広大情報)「符号問題とモンテカルロ計算 — 格子QCDの場合」
11:25-12:10 今田正俊(東大工)「物性物理における量子多体系のためのいくつかのアルゴリズム」
12:10-13:15 昼食
13:15-13:45 藤堂真治(東大物性研)「クラスターアルゴリズム量子モンテカルロ法とその並列化」
13:45-14:15 江尻信司(新潟大自然)「有限密度格子QCDにおける符号問題の解決に向けた状態密度法による試み」
14:15-14:45 立川仁典(横市大国際総合科学)「量子多成分系分子理論の最近の展開:水素系および陽電子系化合物の理論的解析」
14:45-15:15 武田真滋(金沢大理工)「有限密度QCDにおけるフェルミオン行列式の位相について」
15:15-15:45 休憩
15:45-16:30 三浦謙一(国立情報学研究所)「並列疑似乱数発生アルゴリズムとペタスケール時代のモンテカルロ法の展望」
16:30-17:00 阿部 喬(東大CNS)「非相対論的量子多体系における量子モンテカルロ法を用いた格子計算」
18:00- 懇親会
世話人
矢花一浩(筑波大)、藏増嘉伸(筑波大/AICS)、櫻井鉄也(筑波大)、杉野 修(東大物性研)、信定克幸(分子研)
参加申込
以下の内容を
renkei [at] ccs.tsukuba.ac.jp([at]を@に変更してください)
までお送りください。当日参加も受け付けますが、なるべく事前に登録をお願いします。
氏名:
所属:
身分:
E-mail:
電話番号:
懇親会:参加する/しない
旅費:希望する/希望しない
*若干の旅費を準備していますので、旅費を希望される方は5月18日までにご連絡下さい。ご希望に沿えない場合もあります。