11月20日(日)、サイエンスアゴラ2011にて、講演会「スーパーコンピュータは銀河形成の夢を見るか?」を開催しました。講演者は牧野淳一郎(まきの・じゅんいちろう)東京工業大学大学院教授。独特の話し方で、42名の参加者を銀河と計算科学の世界に引き込みました。
サイエンスアゴラは、毎年11月頃に東京お台場の日本未来科学館を中心に開催される、科学コミュニケーションの祭典です。計算基礎科学連携拠点(JICFuS)は、サイエンスアゴラ2011に、量子色力学カードゲーム『Quark Card Dealer』と共に、この講演会を出展しました。
牧野教授は、はじめに天文学の歴史的経緯を踏まえた上で、銀河形成シミュレーションについての基本的考え方、現在までわかっていること、これからの展望などについて、動画を織り交ぜながらわかりやすく語りました。また、このような研究が社会にどのように役に立つのかについても、個人的意見を含めて述べました。
講演会終了後も牧野教授の前に質問者の列が並ぶなど、盛況のうちに幕を閉じました。
日時:11月20日(日)12:45-14:15
場所:産業技術総合研究所臨海副都心センター別館 11階 会議室1
主催:計算基礎科学連携拠点
共催:筑波大学計算科学研究センター、高エネルギー加速器研究機構