2025年2月21日(金)、東京・秋葉原の富士ソフトアキバプラザにて、第4回「富岳」成果創出加速プログラム研究交流会が開催されました。本研究会は、スーパーコンピュータ「富岳」を活用した研究の最新成果を共有し、特に若手研究者の交流を促進することを目的としています。主催は高度情報科学技術研究機構(RIST)、後援は理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)です。今回の研究交流会は、現地参加と一部オンライン配信を組み合わせたハイブリッド形式で実施され、多くの研究者が参加しました。「富岳」を中核とするHPCIシステムの利用者や、今後の利用を検討している研究者にとって、有意義な情報交換の場となりました。
本研究会では、パネルディスカッション、口頭発表、ポスターセッションが行われました。特に、若手研究者によるパネルディスカッションでは、「ポスト『富岳』への期待」をテーマに、次世代のスーパーコンピュータに求められる要素や課題について活発な議論が交わされました。
口頭発表では、「富岳」を用いた大規模数値シミュレーションや新しい可視化技術、太陽黒点の解析、高分子材料研究におけるマテリアルズインフォマティクスの活用など、最先端の研究成果が紹介されました。JICFuS関係者も多く発表を行い、それぞれの専門分野における最新の研究成果を披露しました。
ポスターセッションでは、多くの若手研究者が参加し、研究成果の共有と活発な議論が行われました。特に、次世代研究者賞の選考対象となる発表には、多くの注目が集まりました。
今後も本研究会を通じて、スーパーコンピュータ「富岳」を活用した研究のさらなる発展が期待されます。