第23回 HPC-Phys 勉強会
物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは すでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、 分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの研究者が集まり発足しました。問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、計算物理の広い範囲で情報交換を行なうことを目的として以下のようなテーマで活動を行っています。
– 日々抱えている問題の共有
– それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
– 新しいフレームワークの勉強、実践報告
– 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告
今回のテーマは量子計算です。特に、量子コンピュータに関するベンチャー企業QunaSysの筒井翔一朗氏、今井良輔氏、小津泰生氏を講師に迎え、量子計算の入門・基礎から最先端の話について講演していただきます。
内容は、QunaSysが開発した量子計算ライブラリQURI Partsのハンズオンと誤り耐性量子コンピュータ(FTQC)のアルゴリズムに関する講演です。量子コンピュータを研究に使いたい方や関連したテーマについて知りたい方は奮ってご参加ください。
参加を希望される方は、人数の把握のため、
以下の勉強会ウェブサイト
http://hpc-phys.kek.jp/
の第23回勉強会の参加登録ホームから参加登録をお願いします。
締切は前日まで。
ただし、参加予定者が会場の定員(100人)になったら早めに締め切らせていただきます。
- 開催日時:
- 2024年12月7日(土)
- 場所:
- 明治学院大学(白金キャンパス)本館1406教室
プログラムの詳細 (敬称略)
12:30-13:00 受付
13:00-14:30 量子コンピュータ業界動向とFTQCアルゴリズムの適用領域 (筒井翔一朗)
14:30-14:45 休憩
14:45-16:00 QURI Partsハンズオン (今井良輔、小津泰生) Part 1
16:00-16:15 休憩
16:15-17:30 QURI Partsハンズオン (今井良輔、小津泰生) Part 2
18:00-20:00 懇親会 - 主催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
- 共催:
- 明治学院大学 情報数理学部附属 情報数理科学研究所
ハンズオンの注意事項
・WiFiに接続できるPC、およびJupyter notebookなどPythonが使える環境をご自身で準備して受講していただくことをお願いしております。
・大学初年次程度の微分積分と線形代数の知識については前提としています。
参加費は無料。ただし、懇親会費は調整中(無料の可能性あり)。会場からインターネットにeduroamを用いて接続可能です。eduroamの利用については所属機関などにお問い合わせください。
世話人:青山龍美、秋山進一郎、大川博督、加堂大輔(連絡責任者)、金森逸作、滝脇知也、土井琢身、中村宜文、西村信哉、似鳥啓吾
アドバイザー: 青木慎也、青木保道、石川健一、住吉光介、永井智哉、野村昴太郎、橋本省二、松古栄夫