第4回 HPC-Phys 勉強会
素粒子・原子核・宇宙物理の諸分野において計算科学によるアプローチはすでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。そこで本研究会は、計算基礎科学連携拠点(JICFuS)およびポスト「京」重点課題 9 が主催する活動の一環として、物理に軸足を置きつつ数値計算を活発に行っている研究者が集まり、問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、次のようなテーマで情報交換を行なうことを目的としています:
* 日々抱えている問題の共有
* それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
* 新しいフレームワークの勉強、実践報告
* 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告
今回は神戸の理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)にて、線形ソルバー・固有値ソルバーやその周辺を中心に話題を集めました。
- 開催日時:
- 2019年8月26日(月)
- 場所:
- 理化学研究所計算科学研究センター(神戸)
13:00- (17:20 頃までを予定、その後三宮周辺で懇親会を予定) - 主催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)およびポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
今のところ、以下の方に講演をお引き受けいただいております(敬称略)
今村 俊幸 (TBA, 固有値ソルバー関係する話題)
上田 宏 「大規模並列化角転送行列繰り込み群を用いた古典スピン系の臨界現象解析」
大川 博督 「宇宙物理で現れる非線形偏微分方程式の解法について」
他にも交渉中です。
参加を希望される方は、人数の把握のためにできるだけ勉強会 web site
http://hpc-phys.kek.jp/
から登録をお願いいたします。
参加費は無料ですが、当日お茶菓子代(500円程度)を集めます。
また懇親会に参加さる方は、別途3000-4000円程度ご用意ください。
世話人: 青山 龍美、大川 博督、加堂 大輔、金森 逸作(連絡責任者)、土井 琢身、中村宜文
アドバイザー: 青木 慎也、青木保道、石川 健一、住吉 光介、永井 智哉、松古 栄夫