カテゴリー別アーカイブ: ピックアップ
X線で非常に明るく輝く星の謎
2018.11.29 国立天文台 高橋博之 特任助教 中性子星は太陽と同程度の質量を持っていますが半径が10kmほどしかない天体で、その重力はブラックホールに匹敵するほど強いことが知られています。この強い重力に引かれて周 … 続きを読む
ボルツマン輻射流体計算コードを駆使して、 超新星爆発の真実に迫れ
重い星が最期を迎える時に起こす“超新星爆発”は、興味深い天体現象として、そのプロセスを明らかにする研究が行われています。スーパーコンピュータ「京」を使って進められている重点課題9のサブ課題Bでも、2つのグループが超新星爆 … 続きを読む
Getting to the Bottom of Matter
2018.6.27 高エネルギー加速器研究機構 Brian Colquhoun 研究員 技術の発展によりスーパーコンピュータを用いて自然現象をシミュレーションし、実験と照らし合わせて理論を評価することができるようになりま … 続きを読む
核力から原子核を解明する ― 核力に基づいた有効相互作用による大規模殻模型計算
2018.03.23 東京大学原子核科学研究センター 角田直文 特任助教 原子核を一つの塊にしている基本的な力を核力と言います。この核力を基にして、全ての原子核の状態や運動を記述するのが、原子核物理学の最大の目標です。 … 続きを読む
重元素の起源を宇宙に探る
2018.03.19 京都大学基礎物理学研究所 西村信哉 特任助教 我々の世界を構成する元素には100を超える種類があります。これらの元素はいったいどのようにできたのでしょうか?それは宇宙の歴史を調べることにつながります … 続きを読む
H ダイバリオンは存在するのか
格子 QCD と「京」で近似に頼らないシミュレーションを実行 陽子や中性子は3つのクォークにより構成されます。その2倍の6つのクォーク[uuddss]からなるHダイバリオンという粒子が存在する可能性がある―1977年にロ … 続きを読む
高速プログラムを開発してフェルミ粒子の物理に挑む
クォーク同士の相互作用のシミュレーション まずはおさらいから始めましょう。原子は原子核と電子でできています。原子核は陽子と中性子で構成されており、陽子と中性子はクォークと呼ばれる基本粒子で構成されていることが知られていま … 続きを読む
ダークマターシミュレーションを足がかりに宇宙創成の謎に迫る
宇宙はどうして今のような姿になったのか…。シンプルでありながら未だに解決できないこの難問に対して、多くの研究者がそれぞれの方法で挑んでいます。千葉大学統合情報センターの石山智明(いしやま・ともあき)准教授は、そんな研究者 … 続きを読む
原子核の基本的な性質を核力に基づいて解き明かす
陽子や中性子からなる原子核は、物質の基本要素として重要です。しかし、原子核を形作る基本的な力「核力」には未知な点が多く、原子核の本質的な理解を妨げています。東京大学大学院理学系研究科の宮城宇志(みやぎ・たかゆき)さんは、 … 続きを読む
ポスト京で「万物の理論」に迫る-格子計算から超弦理論の物理へ
素粒子の世界は、普段我々が目にする日常とはまったく異なっており、粒子の運動を解き明かすのに特殊な方法を用います。それが「格子化」です。本来、連続的に動いている素粒子を立体的な格子の中に閉じ込め、その振る舞いを数値的に研究 … 続きを読む