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プラズマ粒子は、宇宙で“サーフィン”して“ドリフト”して宇宙線になる
千葉大学大学院理学研究院 松本 洋介(まつもと・ようすけ) 特任准教授は、宇宙のプラズマ粒子の加速現象を解明しようとしています。このことは、2013年9月の月間JICFuS ですでに紹介しましたが、あれから6年のうちには … 続きを読む
QCD相図の完成を目指して
2019.3.14 KEK 素粒子原子核研究所(現・理化学研究所) 青木保道 特任准教授 物理学において、物質や空間などがある状態から別のある状態へ移ることを「相転移」と呼びます。良く知られているものは水の相転移で、水は … 続きを読む
「HAL QCD法」による核力研究の正しさを証明
2粒子間の核力を数値計算するため開発された「HAL QCD法」 原子核は陽子と中性子でできています。さらに、陽子や中性子はクォークでできています。クォークには、質量が小さい順に、アップ、ダウン、ストレンジ、チャーム、ボ … 続きを読む
殻模型の可能性を広げるKSHELL―原子核の未知に挑む大規模計算
原子の構造は「陽子と中性子からなる原子核の周りを電子がまわっている」と中学で習います。しかし、「原子核の構造にはわからないことがまだまだ残されています」と東京大学理学系研究科 附属原子核科学研究センター特任准教授の清水則 … 続きを読む
X線で非常に明るく輝く星の謎
2018.11.29 国立天文台 高橋博之 特任助教 中性子星は太陽と同程度の質量を持っていますが半径が10kmほどしかない天体で、その重力はブラックホールに匹敵するほど強いことが知られています。この強い重力に引かれて周 … 続きを読む
ボルツマン輻射流体計算コードを駆使して、 超新星爆発の真実に迫れ
重い星が最期を迎える時に起こす“超新星爆発”は、興味深い天体現象として、そのプロセスを明らかにする研究が行われています。スーパーコンピュータ「京」を使って進められている重点課題9のサブ課題Bでも、2つのグループが超新星爆 … 続きを読む
開催案内:アテルイと挑む未知の宇宙 ~スーパーコンピュータが描き出す宇宙の姿(7/8)
アテルイと挑む未知の宇宙 ~スーパーコンピュータが描き出す宇宙の姿 国立天文台水沢キャンパスにある天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイ」は、シミュレーションによってコンピュータの中にさまざまな宇宙や天体を作り出し、観 … 続きを読む
核力から原子核を解明する ― 核力に基づいた有効相互作用による大規模殻模型計算
2018.03.23 東京大学原子核科学研究センター 角田直文 特任助教 原子核を一つの塊にしている基本的な力を核力と言います。この核力を基にして、全ての原子核の状態や運動を記述するのが、原子核物理学の最大の目標です。 … 続きを読む
重元素の起源を宇宙に探る
2018.03.19 京都大学基礎物理学研究所 西村信哉 特任助教 我々の世界を構成する元素には100を超える種類があります。これらの元素はいったいどのようにできたのでしょうか?それは宇宙の歴史を調べることにつながります … 続きを読む
H ダイバリオンは存在するのか
格子 QCD と「京」で近似に頼らないシミュレーションを実行 陽子や中性子は3つのクォークにより構成されます。その2倍の6つのクォーク[uuddss]からなるHダイバリオンという粒子が存在する可能性がある―1977年にロ … 続きを読む