カテゴリー別アーカイブ: 月刊JICFuS
目指すは究極の理論
-スパコンを使って超弦理論とゲージ理論の等価性を検証する
2014.8.4 京都大学基礎物理学研究所 伊敷 吾郎 特任助教 2014年4月、米科学誌Scienceに掲載された論文「量子ブラックホールのホログラム的記述の数値的検証」が世界の注目を集めています。その著者の一人、京都 … 続きを読む
格子QCDで原子核を解明する -クォークとグルーオンから原子核を形成する力を導けるのか
2014.3.4 名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構 山﨑 剛 特任助教 2つの陽子と2つの中性子-4つの核子からなるヘリウム原子核。名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構の山﨑 剛(やまざき・たけし … 続きを読む
太陽系惑星形成論が持ち越してきた問題に挑む
2013.12.16 東京工業大学 小南 淳子 産学官連携研究員 太陽系の惑星はどのようにして現在の姿になったのかをシミュレーションする太陽系惑星形成論研究。「太陽系の惑星形成の研究はかなり進んでいます。ところが、現在知 … 続きを読む
アインシュタインが出した宿題を解く -ブラックホール研究の先にある物理
2013.11.1 京都大学 関口 雄一郎 特任助教 光さえも吸い込んでしまうため真っ暗に見えるブラックホール。「吸い込むだけでなく、ブラックホール誕生初期には、とてつもないものを出しているんです」と京都大学の関口 雄一 … 続きを読む
αクラスター模型で原子核の構造を明らかに
「人の体は星屑からできているといわれます。生命の誕生に不可欠な炭素や酸素などの元素は、恒星の中で生まれたということです。でも、その元素、つまり原子核の構造には謎が多く、それが持つエネルギーや環境によって様々に姿を変える“ … 続きを読む
宇宙空間のプラズマ粒子の“なぜ?”に迫る
2013.9.4 千葉大学大学院理学研究科 松本 洋介 特任助教 この世界には、未だに解明されていない現象がたくさんあります。例えば、宇宙空間には、光の速さの約90%というものすごいスピードで運動する電子がほんのわずか存 … 続きを読む
原子核の正体を解き明かす
2013.6.7 東京大学大学院理学系研究科 吉田 亨 特任助教 物理学の教科書にあった「原子核の形は楕円になる」という何気ない記述を学部生時代に見た、東京大学大学院理学系研究科特任助教の吉田 亨(よしだ・とおる)さんは … 続きを読む
格子量子色力学によって、物質の性質に深く関わる核力・ハイペロン力を求める
2013.5.1 筑波大学 石井 理修 准教授 筑波大学計算科学研究センターの青木慎也(あおき・しんや)教授、石井理修(いしい・のりよし)准教授と理化学研究所仁科加速器研究センターの初田哲男(はつだ・てつお)主任研究員の … 続きを読む
「連立一次方程式」を高速に効率よく解くために
2013.3.19 筑波大学 今倉 暁 研究員 宇宙現象などのシミュレーションには、膨大な量の計算が必要です。さらに近年では、問題のサイズがどんどん大規模になっています。そのため、扱っている問題を計算するにあたり最適なア … 続きを読む
格子QCDで物質の究極を見る
2013.1.28 高エネルギー加速器研究機構 COSSU, Guido 研究員 物質の起源をたどっていくとクォークとグルーオンという素粒子に行き着きます。通常は単独で存在できないこれらの粒子は、超高温では自由に飛び回る … 続きを読む