第19回 HPC-Phys 勉強会
物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは すでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や 適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、 分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの研究者が集まり発足しました。問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、計算物理の広い範囲で情報交換を行なうことを目的として以下のようなテーマで活動を行っています。
– 日々抱えている問題の共有
– それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
– 新しいフレームワークの勉強、実践報告
– 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告
本活動は以下のような組織、団体、財源からサポートを受けてきました(五十音順):
「富岳」成果創出加速プログラム「シミュレーションで探る基礎科学:素粒子の基本法則から元素の生成まで」
文部科学省ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
理化学研究所計算科学研究センター
早稲田高等研究所
以下の日程で第19回 HPC-Phys 勉強会を開催いたします。
今回は原則対面での開催です。
プログラム(敬称略)
13:30-13:35 趣旨説明
13:35-14:25 白川 知功:「テンソルネットワーク法を用いた量子計算のシミュレーション」
14:25-15:15 小形 美沙:「ラグランジュ的定式化を用いた2次元の星の平衡形状の新たな計算法」
15:15-15:35 (休憩)
15:35-16:25 Rico Pohle:「Semi-classical Monte Carlo and molecular dynamics simulations of spin coherent states」
16:25-17:15 石川 健一:「Algorithms for Lattice Quantum Chromodynamics」
17:15-17:30 議論
(17:30- 現地にて簡単な懇親会
参加を希望される方は、勉強会ウェブサイト
https://hpc-phys.kek.jp
から8月29日(火)までに参加登録をお願いいたします。
- 開催日時:
- 8月31日(木) 13:30- (17時半頃までを予定。その後、簡単な懇親会を予定)
- 場所:
- 理化学研究所和光(統合支援施設2階会議室)
- 主催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
世話人: 青山 龍美、秋山 進一郎、大川 博督、加堂 大輔、金森 逸作(連絡責任者)、滝脇 知也、土井 琢身、中村 宜文、西村 信哉、似鳥 啓吾
アドバイザー: 青木 慎也、青木 保道、石川 健一、清水則孝、住吉 光介、永井 智哉、野村 昴太郎、橋本 省二、松古 栄夫