Pcペンタクォークをもとめて―「富岳」でハドロン間相互作用を探る

2022.3.7 理化学研究所 iTHEMS 杉浦拓也 特別研究員

素粒子の一種「クォーク」は、複数集まって「バリオン」または「メソン」と呼ばれる状態となって物質を構成します。 通常、バリオンはクォーク3つ、メソンはクォークと反クォークによって作られると考えられるのですが、この枠に含まれない特別な状態を「エギゾチックハドロン」と呼びます。エギゾチックハドロンのひとつにクォークが5つ集まってできるのが「ペンタクォーク」がありますが、とても珍しい状態で現実世界ではめったに見ることはできません。しかし、この特別な状態を詳しく調べることで我々を構成している物質がどのようにできたのか、ひいては宇宙の成り立ちを調べることができるのです。 理化学研究所の杉浦拓也さんはスーパーコンピュータを使ってこのペンタクォークの研究を行っています。 いったいどのような手法が使われているのでしょうか?

撮影協力:理化学研究所
理化学研究所仁科加速器科学研究センター(RIビームファクトリー)

音楽:「Inter」吉岡亜由美
演出・製作:南口雄一

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