素粒子・原子核・宇宙「京からポスト京に向けて」シンポジウム
シンポジウムについて
- 日時:
- 2019年1月9日(水)、10日(木)
- 場所:
- 筑波大学東京キャンパス文京校舎134室(東京都文京区大塚3-29-1)
- 主催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
- 参加:
- 無料(懇親会費あり)、
事前申込みは締め切られました。会場での登録をお願いいたします。
主旨
計算基礎科学連携拠点では、ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」(重点課題(9))を平成28年度から本格実施をしております。本プロジェクトは、素粒子から宇宙までの異なるスケールにまたがる現象の超精密計算を実現し、大型実験・観測のデータと組み合わせて、多くの謎が残されている素粒子・原子核・宇宙物理学全体にわたる物質創成史を解明することを目的としています。アプリケーションとポスト「京」のシステムアーキテクチャ、システムソフトウェア等の協調的な設計開発(コデザイン)のもと、アプリケーションを開発するとともに、開発するアプリケーションを利活用した研究開発を行っています。これまでの進捗状況と今後の計画について紹介し、研究内容について議論します。
プログラム
1月9日(水)
10:30-10:40 | 挨拶 10分 |
10:40-11:25 | 基調講演(発表40分+質疑5分) 「ポスト「京」システムの概要と開発進捗状況」(佐藤三久・理研R-CCS) |
11:25-11:50 | 全体セッション(発表20分+質疑5分) 「ポスト「京」で進む宇宙の理解〜重点課題9の挑戦」(橋本省二・KEK) |
昼休 100分 | |
13:30-14:15 | 招待講演(発表40分+質疑5分) 「熱的暗黒物質における重要な未探査領域と暗黒物質の直接、間接探査の果たす役割」 (松本重貴・東大IPMU) |
休憩 15分 | |
14:30-15:45 | セッション1 (発表20分+質疑5分x3) 「格子QCDの素粒子現象論への応用」(金児隆志・KEK) 「物理点格子QCDによる核子・オメガ間相互作用の解析」(入谷匠・理研) 「殻模型計算による中重核高スピン状態の記述とカイラル二重項バンド」(清水則孝・東大) |
休憩 15分 | |
16:00-17:40 | セッション2 (発表20分+質疑5分x4) 「ボルツマンハイドロコードによる空間3次元計算の進捗状況」(岩上わかな・京大/早大) 「ブラックホール降着流シミュレーション」(川島朋尚・国立天文台) 「QCD相転移 ー 現状と解明に向けて」(青木保道・KEK) 「数値相対論輻射流体コードによるシミュレーションの進捗状況」(関口雄一郎・東邦大) |
18:00-20:00 | 交流会 |
1月10日(木)
09:30-10:45 | セッション3 (発表20分+質疑5分x3) 「物理点格子QCDによるストレンジネスS=-1セクタのバリオン間力」(根村英克・阪大RCNP) 「モンテカルロ殻模型による中重核の構造の研究」(角田佑介・東大) 「宇宙大規模構造形成におけるニュートリノの力学的影響」(田中賢・筑波大) |
休憩 10分 | |
10:55-12:10 | セッション4 (発表20分+質疑5分x3) 「超弦理論の数値シミュレーションの現状と展望」(西村淳・KEK) 「離散データに対する部分波展開とHAL QCD法への応用」(宮本貴也・京大基研) 「核力に基づく中性子過剰核の存在限界の解析」(角田直文・東大) |
昼休 110分(12:15-13:30 諮問委員会) | |
14:00-15:30 | セッション5 (発表20分+質疑5分x3、*発表12分+質疑3分) 「超新星爆発の長時間計算と元素合成に向けて」(滝脇知也・国立天文台) 「銀河と活動銀河核の準解析モデルとすばるHSCサーベイ」(大木平・東大IPMU) 「HPC-Phys勉強会・bridge++について報告」(金森逸作・広島大)* 「ポスト「京」に対するコデザイン活動報告」(石川健一・広島大) |
15:30−16:00 | 全体討論 |
16:00 | 終了 |