計算基礎科学連携拠点(JICFuS)は、9月13日(土)に開催された高エネルギー加速器研究機構(KEK)一般公開で、量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(Quark Card Dealer)』を出展しました。晴天の中、KEK全体で約3300人、そのうち『QCD』には約770人の来場者がありました。
『QCD』は、クォークカードをクォークの性質に合わせて組み合わせ、陽子や中性子などのバリオンやメソンを作り出すカードゲームです。今年はパソコンで遊べるウエブ版(今回はブラウザのみ)の席を設け、カード版と共に楽しんでプレイしていただきました。
来場者は4~5人一組でテーブル席に案内されると、他の来場者と協力して10種類のバリオンカードと7種類のメソンカードのコンプリートに挑戦しました。クォークの秘密について熱心に質問する来場者、『QCD』を楽しむ外国人、午前中に設けた『QCD』マスターテーブルで何度もプレイを楽しむ小学生など、それぞれ楽しんでいきました。コンプリートしたプレイヤーにはクォークやバリオン、メソンの性質が詳しく説明された下敷と、レアカードがプレゼントされました。
『クォーク・カード・ディーラー』は初登場から4年が経ちました。この間、プレイ環境の向上、キャラクターの変更、コンプリート特典の追加など、さまざまな改善を行ってきました。今年はついにウエブ版を登場させ、近日中にウエブ公開する予定です。これからも『QCD』をお楽しみください。
次回の『QCD』は計算科学研究機構一般公開(神戸市)で行う予定です。