観測家とともに超新星の理論研究の方向性を探る

2013年12月2日(月)~6日(金)に福岡大学 理学部応用物理学科にて研究会「超新星爆発からのマルチメッセンジャー」が開催されました。29の講演が行われ44人の参加がありました。多くの観測計画が理論の進展とともに紹介され、今後の超新星の理論研究の方向性を定めるディスカッションは大いに盛り上がりました。

国立天文台の滝脇 知也(たきわき・ともや)特任助教はスーパーコンピュタ「京」を使って3次元の超新星爆発を14モデル計算し、親星の質量や自転が爆発にどう影響するかを紹介しました。また、早稲田大学の岩上 わかな(いわかみ・わかな)研究員は超新星の中で起こる流体不安定性のパターンを解析し、鉄コアに降る質量降着率とニュートリノのルミノシティによってどの不安定性が顕在化するかを明らかにしました。

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