The 1st R-CCS International Symposium
— K and Post-K: Simulation, BigData and AI supporting Society 5.0 —
2月18日、19日に神戸国際会議場で国際研究会“The 1st R-CCS International Symposium”がR-CCS主催のもとに開催されました。ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」は後援として関わっています。
本研究会では、2日間で20の講演と74のポスター発表が行われ、241名の参加者の間で活発な議論が行われました。この研究会の1つのテーマである“Society 5.0”とは日本が提唱する未来社会のコンセプトのことで、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を技術的に融合させた新しい社会を指します。この“Society 5.0”ではIoT、 ビッグデータ、AIなどが重要視されており、スーパーコンピュータはそのなかで中心的な役割を担う事が期待されています。各講演では招待講演者や各重点・萌芽的課題の研究者がこの“Society 5.0”の話題に触れつつ、今年2019年運用を終了するスーパーコンピュータ「京」でこれまでに得られた結果と、来年より運用開始予定のポスト「京」コンピュータへ向けての展望についてお話しいただきました。