Recent advances in nuclear structure physics 2018 (RANSP2018)

開催趣旨

9月半ばから3ヶ月にわたって基研に客員教授として滞在するAnatoli Afanasjev教授(ミシシッピ州立大)を囲んで原子核の構造・反応の物理について幅広く議論するために企画した研究会。氏は密度汎関数法を用いた原子核構造研究、特に原子核が高い角運動量を持った励起状態の研究で広く知られている。また、この機会に同じく密度汎関数法を用いたクラスター構造の研究で著名なDario Vretenar教授(ザグレブ大)も招聘する予定である。

本研究会は原子核の密度汎関数法と第一原理計算が中心となるが、その両方に京都の伝統的な強みである原子核のクラスター構造が関連し、さらにそれ以外の手法も幅広く取り上げる。研究会の主なテーマとしては、以下のものを挙げる。

* 原子核構造における密度汎関数法
* 現実的な核力に基づいた原子核の第一原理計算と原子核反応
* 原子核のハイスピン状態とエキゾチックな構造
* 中性子過剰原子核の新奇な励起構造
* テンソル力、3核子力を反映する観測量
* その他の原子核構造・反応研究

日時：

2018 年11月29日 ～ 12月3日

場所：

京大基研パナソニックホール

主催：

京都大学基礎物理学研究所

後援：

ポスト「京」重点課題９「宇宙の基本法則と進化の解明」

ウェブ：

https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/seminar/s52455?lang=ja

参加申込み

該当ページに必要事項を入力ください。申込みは１０月１４日まで。

世話人：阿部　喬(東京大学CNS)、日野原　伸生(筑波大学)、堀内　渉(北海道大学)、板垣　直之(基礎物理学研究所)、吉田　賢市 (京都大学)