2017年5月31日(水)に、筑波大学計算科学研究センターにおいて、第3回ポスト「京」重点課題9研究報告会を行いました。参加者はTV会議を含めて18名でした。
報告者は3つのサブ課題から計5人。それぞれ30分間ほど講演し、質疑が行われました。
サブ課題Bの大川博督氏は、ボルツマン輻射流体コードを用いた大質量星の重力崩壊計算において、ニュートリノ輻射輸送流体計算を実施。2次元から3次元へと拡張するにあたり、中心部をくり抜くなどして計算量の低減を図っていると報告しました。サブ課題Cの石山智明氏は、ダークマターハローの空間分布を計算。サブハローの数が空間分布に大きな影響を及ぼすと考え、分布や構造を調べたとのことでした。
報告者
サブ課題A「有限温度QCDにおけるトポロジー感受率」
青木保道・高エネルギー加速器研究機構特任准教授/RIKEN BNL
講演スライド
サブ課題B格子QCDグループ「物理点ゲージ配位によるS=-1セクタのバリオン間力」
根村英克・大阪大学核物理研究センター
講演スライド
サブ課題B原子核グループ「モンテカルロ殻模型計算による中重核の構造の研究」
角田佑介・東京大学大学院理学系研究科 特任研究員
講演スライド
サブ課題B宇宙グループ「ボルツマン輻射流体コードを用いた大質量星の重力崩壊計算」
大川博督・京都大学基礎物理学研究所/早稲田大学理工学術院 客員研究員
講演スライド
サブ課題C「「京」による構造形成シミュレーション」
石山智明・千葉大学統合情報センター 准教授
講演スライド
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