宇宙磁気流体・プラズマシミュレーションサマーセミナー2017
- 日時:
- 2017年8月21日(月)~8月25日(金)
- 場所:
- 千葉大学総合校舎1号館4階情報演習室
- 主催:
- 千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター
- 共催:
- ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
- 参加費:
- 無料
- 参加資格:
- 大学院生以上
- 定員:
- 30名
- 旅費補助:
- 講師、演習補助者以外の旅費補助は予定していません
- 宿泊案内:
- 宿泊先リスト を御参照の上、各自で御予約ください。
- 申込:
- 参加申込フォームに必要事項を入力ください。
締め切り:7月14日(金) - ウエブ:
- http://www.icehap.chiba-u.jp/activity/SS2017/
宇宙プラズマ・磁気流体の数値シミュレーションは、物質の噴出やX線・ガンマ線放射、激しい時間変動などを伴う天体活動現象を研究する強力な手段になっています。
私たちのグループでは、文部科学省HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」の支援を受けて磁気流体(MHD)モデルに基づく高次精度宇宙磁気流体シミュレーションコードパッケージ「CANS+」、電磁粒子モデルに基づくプラズマ粒子シミュレーションコードパッケージ「pCANS」を開発・公開してきました。昨年度は、これらを教材として初心者向けのサマースクールを開催しました。
今年度はすでにシミュレーションの経験のある大学院生・研究者を主な対象とするサマーセミナーを開催いたします。本セミナーでは、アルゴリズム開発・大規模計算・可視化に対して豊富な経験を持つ研究者を講師として迎え、これまで培ったシミュレーション研究のノウハウを5日間集中的に伝えることにより、参加者の今後のシミュレーション研究をさらに促進することを目指しています。そのため、コード作成、コードの高速化の演習の時間を多く取る予定です。
講義・演習内容:
1. 線形移流方程式・無衝突ボルツマン方程式の数値解法についての講義
2. 近似リーマン解法に基づくMHD数値解法についての講義
3. MHDコードの高次精度化・多次元化についての講義
4. スカラチューニング・OpenMPによるコードの高速化についての講義
5. コースにわかれて演習を行い、最終日に成果を発表する
コース1:近似リーマン解法に基づいた1次元MHDコードのスクラッチ開発、MHDコードの多次元化・高精度化
コース2:Vlasovコードのスクラッチ開発
コース3:参加者の手持ちのコードに対して、スカラチューニング・OpenMPによるスレッド並列化を行うことによりセミナー期間内にコードを高速化する
講師:
三好隆博(広島大学)、吉川耕司(筑波大学)、簑島 敬(海洋開発研究機構)、高橋博之(国立天文台)、飯島陽久(名古屋大学)、松本洋介(千葉大学)他
世話人:松元亮治、松本洋介(千葉大学)
連絡先:ss2017loc[AT]ML.chiba-u.jp([AT]は、@に置き換えてください)