計算基礎科学連携拠点(JICFuS)は、2015年10月24日(土)に開催された理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)の一般公開で、量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(Quark Card Dealer)』を出展しました。少し汗ばむ気候の中、10時から16時の公開時間中、理研AICS全体で約2,590人(昨年より90人増)、『QCD』には約760人の来場者がありました。
『QCD』は、クォークカードを組み合わせ、陽子や中性子など様々なバリオンカードや、メソンカードをゲットしていくカードゲームです。ゲームをプレイした方は昨年と同じ230人、サンプルのお持ち帰りは530人と、多くの方々に『QCD』を楽しんでいただくことができました。
就学前の児童からお年寄りまで、さまざまな来場者が訪れました。一日で4回もプレイした男子小学生の二人組。初年度から5年連続で参加し、JICFuSが制作したカード(ver.1、ver.2を含む)のすべてを集めてきれいにファイリングしていた女子小学生。ある小学生コンビは、「俺たちはなんであのゲームにあんなに時間を使ったんだ」「あのカードゲームの面白さは異常」などと言い合っていました。
カード版だけでなく、ウエブ版も大画面を設置してデモンストレーションを行う一方、タッチパネルモニターを設置して、よりプレイしやすい環境を整えました。
『QCD』ウエブ版は、インターネットが可能な環境でプレイできます。『QCD』ページからお楽しみください。
<主催者から>
2011年9月に初登場した量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(QCD)』。5年間でおよそ1万3千人のみなさまに楽しんでいただきましたが、今回で一区切りをつけることになります。HPCI戦略プログラム分野5が今年度で終了するためです。一日中『QCD』カード版を楽しめるのは最後の機会となりました。プレイや応援していただいたみなさま本当にありがとうございました。