開催案内:第10回JICFuSセミナー「QCD phase transition at real chemical potential with canonical approach」(6/3)

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JICFuS Seminar on Non-Perturbative Physics 10「QCD phase transition at real chemical potential with canonical approach」

資料

講義スライド:(1) / (2)

研究会について

講師:
谷口 裕介 氏(筑波大学)
日時:
2015年6月3日(水)15:00~17:00
場所:
京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館1階 パナソニックホール
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」
題目:
QCD phase transition at real chemical potential with canonical approach

要旨:
We study the finite density phase transition in the lattice QCD at real chemical potential. We adopt canonical approach and the canonical partition function is constructed for Nf=2 QCD. After derivation of the canonical partition function we calculate observables like the pressure, the quark number density, its second cumulant and the chiral condensate as a function of the real chemical potential. We covered a wide range of temperature region starting from the confining low to the deconfining high temperature. We observe signals for the deconfinement and the chiral restoration phase transition at real chemical potential below Tc starting from the confining phase.

講演は日本語で行われる予定ですが、スライドはなるべく英語で用意して頂きます。
また、参加者の要望があれば、英語での講演に切り替わる可能性も有ります。ふるってご参加ください。

JICFuSセミナーシリーズについて

JICFuSセミナーは、京都、大阪、名古屋、神戸に在籍する格子QCDなど非摂動物理の研究者が中心となって開催するセミナーシリーズです。セミナーのテーマとしては、格子QCDだけでなく、超対称性理論や超弦理論の数値シミュレーションの可能性、物性理論を含む強結合・強相関の理論など、非摂動的物理全体を取り上げます。
講演1時間+質問1時間とたっぷり時間を取り、活発に議論をしています。
開催場所は、京都、大阪、名古屋、神戸の持ち回りです。
どなたでも参加して頂けますので、興味の有る方はぜひご参加をよろしくお願いします。

なお、このセミナーは、計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」、及び参加4研究機関のサポートを受けて開催されます。
JICFuSの活動等に関しては http://www.jicfus.jp/jp/ をご覧下さい。

世話人
京都大学 基礎物理学研究所      青木慎也、花田政範
大阪大学 理学部           大野木哲也、深谷英則
名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構  青木保道
筑波大学 数理物質系         山崎剛
理化学研究所 計算科学研究機構    藏増嘉伸、清水裕也

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