2013年12月1日(日)に科学技術館で、量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(QCD)』と『QCD』のキャラクターデザインを手がけた、うるの拓也(たくや)氏のトークショー「ムズカシイ素粒子をマンガ、ゲームで楽しく伝えるには?」が開催されました。『QCD』に111人、トークショーには15人の参加があり、会場は家族連れなどで賑わいました。
『QCD』はクォークカードを組み合わせ、陽子や中性子などのバリオンカードやメソンカードをゲットしていくカードゲームです。始める前は難しそうと敬遠気味のお母さんもコンプリートを成し遂げて笑顔で会場を後にしました。
うるの拓也氏は『QCD』のキャラクターデザインの他に、計算基礎科学連携拠点(JICFuS・ジクファス)構成機関の1つである高エネルギー加速器研究機構(KEK)が監修する連載科学マンガ「カソクキッズ」の原作者です。トークショーは科学技術館嘱託職員でKEK協力研究員でもある泉田賢一(せんだ・けんいち)氏との対談形式で行われました。参加者には大人が目立ちました。うるの氏は「カソクキッズ」を始めたきっかけや、『QCD』の初期バージョンはカソクキッズのキャラクターを使っていたことなどを笑いを交えながら話し、「オレは中2の時に理科でつまずいたの。カソクキッズはそのころの自分のために描いてます。科学は分からなくていい。科学を遊ぼう!」と呼びかけました。
『クォーク・カード・ディーラー』の印刷用データを公開しています。
http://www.jicfus.jp/jp/promotion/pr/quark-card-dealer/#print