10月16日(水)に大阪大学大学院理学研究科で、第3回JICFuSセミナーが開催されました。およそ30名の参加がありました。
今回の講師は、九州大学理学研究院の鈴木 博(すずき・ひろし)教授。講演題目は「Lattice energy-momentum tensor from the Yang-Mills gradient flow」でした。鈴木氏が提案する、格子上でエネルギー運動量テンソルを定義するための新しいアプローチを中心に話が進み、2時間の予定を大幅に超えて3時間にもわたる白熱した議論が繰り広げられました。
JICFuSセミナー(JICFuS Seminor on Non-Perturbative Physics)は、京都、大阪、名古屋、神戸に在籍する格子QCDなど非摂動物理の研究者が中心となって、2013年度から新たに開催したセミナーシリーズです。関連する分野の研究者であればどなたでも参加できます。セミナーでは様々なテーマを取り上げ、講演1時間+質問1時間とたっぷり時間を取って活発に議論していきます。