素核宇宙融合レクチャー シリーズ 第7回「銀河形成とダークマター」
資料
研究会について
- 講師:
- 岡本 崇(筑波大学計算科学研究センター 准教授)
- 日時:
- 2012年11月20日(火)10:00~17:30、18:00~ 講師を囲んだ夕食会
2012年11月21日(水)9:00~11:30 - 場所:
- 神戸大学統合研究拠点3階セミナー室
(神戸新交通ポートライナー「京コンピュータ前」駅すぐ) - 主催:
- 新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」
- 共催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」 - 申込み:
- 締切 10月31日(水)
レクチャーシリーズについて
新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」では、素粒子、原子核、宇宙物理の分野間の融合を目指しています。その一環として、各分野の基礎知識をその分野の専門家の方に講義して頂く「素核宇宙融合 レクチャー シリーズ」を企画しました。
今回はその第7回として、岡本 崇 氏(筑波大)に、宇宙の構造形成とダークマター、銀河形成シミュレーション等の基礎から応用まで、講義をして頂くことになりました。以下が講義の概要です。
宇宙マイクロ波背景輻射の温度揺らぎの詳細な観測や、 銀河の大規模構造、Ia 型超新星爆発の観測により、平坦低密度なコールドダークマターモデル (ΛCDM)が宇宙の標準モデルとして確立した。本講義ではまず、ダークマターの自己重力によって宇宙の構造形成がどのように進むのかを線形理論にもとづいて簡単に解説する。
次に、宇宙論的シミュレーションにより、特に銀河よりも小さなスケールで指摘されていたΛCDM モデルの問題点を紹介する。そして、これらの問題点が重力源としてはマイナーな要素であるガスや星等がからむ物理過程を考慮することによってどのように解決され得るのかを説明する。特に、超新星爆発等の「フィードバック」によりガスが銀河から抜けることにより、ダークマターハローの中心部の密度分布が受ける影響を中心に解説したい。最後に、現状の銀河形成シミュレーションの問題点や将来の展望についても時間があれば触れたい。
このレクチャーシリーズは、分野を学び始めた大学院生や他分野(素粒子、原子核、宇宙物理の他の専門家)の研究者など非専門家向けのものです。最終的には、シリーズをまとめて「素核宇宙融合教科書」を作成したいと考えています。
また、初日の夜に、講師を囲んでの夕食会(場所:統合研究拠点4階ラウンジ)を予定しています。
講義内容に関する質問をして理解を深めるための良い機会ですのでぜひご参加ください。
この素核宇宙融合レクチャーシリーズ今後も継続していく予定です。テーマや内容に関する要望、あるいはボランティアで講師をやって頂ける方は、
青木慎也 saoki [at] het.ph.tsukuba.ac.jp(atを@に変えてください)
までご連絡ください。
新学術領域研究
「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」
領域代表 筑波大学 青木 慎也
参加申込み
参加フォーマットに記入の上、下記の申し込み先にお送りください。
締め切り:10月31日
参加申し込み先:船木靖郎
Email:funaki [at] riken.jp(atを@に変えてください)
– – – – – – – – – – 参加申込書- – – – – – – – – –
名前:
所属(職/学年):
夕食会(11/20 18:00~)参加(費用は1500円程度):有・無
所属住所:
自宅住所:
参加日程:
旅費補助:希望 有・無
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