10月8日(土)~10日(月・祝)に東京国際科学フェスティバル クロージング・イベントがパナソニックセンター東京で開催され、「サイエンスプレイパーク」ブース内でカードゲーム「Quark Card Dealer(クォーク カード ディーラー)」が展示されました。10日午後からは計算基礎科学連携拠点(JICFuS)がカードゲームを行い、約20名の参加がありました。
クォークは素粒子の1種で光の三原色になぞらえた赤、青、緑の「カラー」と呼ばれる性質を持っています。クォークとは「カラー」などの性質が全く逆の性質を持つ、反クォークという素粒子もあります。クォーク、反クォーク同士は「カラー」が光の三原色で白になる組み合わせで結合します。クォーク3つが結合した陽子(p)や中性子(n)などをバリオン、クォークと反クォークが結合したπ中間子などをメソンとよびます。Quark Card Dealerのクォークカードにはクォークと同じように、赤、青、緑があります。裏は反クォークを表していて、赤の裏は赤の補色のシアン、青の裏は黄色、緑の裏はマゼンタです。
参加者は受付で配られたクォークカードを他の参加者と交換して次々とバリオンやメソンの組を作り出し、スタッフからバリオンカード、メソンカードを受け取っていました。バリオンカード全10枚、メソンカード全5枚をコンプリートした参加者は、他の参加者やスタッフから祝福の拍手を受け、笑顔で答えていました。参加者全員がバリオンカード、メソンカードをコンプリートし、クォークカードと共におみやげとして持ち帰りました。
『Quark Card Dealer』は、11月5日(土)の理化学研究所神戸研究所一般公開、11月19日(土)~20日(日)に東京お台場地域にて開催されるサイエンスアゴラにも出展予定です。ぜひ、お越しください。