2022.12.5 神戸大学 惑星科学研究センター 樫村博基 講師
20世紀後半以降、天気予報の精度は飛躍的に上昇しました。 これは気象学の発展のみならず、膨大な計算を可能とするコンピュータの登場により、気象を数値的に予測することができるようになったからです。 今では地球上のどこでも明日の天気予報を知ることができます。 それでは、地球のお隣の惑星である火星の天気はどうでしょうか? 神戸大学惑星科学研究センターの樫村博基さんは、スーパーコンピュータを使って火星の天気の研究を行っています。 地球と火星ではその天気にどのような違いがあるのか、またスーパーコンピュータ「富岳」の登場により研究がどのように進展したのか、お話を伺ってみることにしましょう。