開催案内:HPCI戦略プログラム分野5全体シンポジウム(3/11-12)

プログラムを追記しました(3/9)
スライドを掲載しました(3/25)

素粒子・原子核・宇宙「京からポスト京に向けて」シンポジウム
HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」全体シンポジウム
ポスト「京」重点課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」キックオフシンポジウム

シンポジウムについて

日時:
2015年3月11日(水)~12日(木)
場所:
紀尾井フォーラム(ホテルニューオータニガーデンコート1 階多目的ホール)
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」ポスト「京」重点課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」
参加申込:
事前申込を締め切りました。当日、会場にお越しください。

プログラムこちらをご覧ください。

主旨:

計算基礎科学連携拠点では、HPCI 戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」(戦略分野5)において、ビッグバンに始まる宇宙の歴史の中で素粒子から原子核、星・銀河形成に至る物質と宇宙の起源と構造を統一的に理解することを目標として、2011年度からプロジェクトを推進してきました。スーパーコンピュータ「京」で戦略的に実行される「研究開発課題の推進」と、国内の持続的な研究体制構築を図る「計算科学技術推進体制の構築」を実施しています。

また、素粒子から宇宙までの異なるスケールにまたがる現象の超精密計算を実現し、大型実験・観測のデータと組み合わせて、多くの謎が残されている素粒子・原子核・宇宙物理学全体にわたる物質創成史を解明することを目的として、ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」(重点課題9)に採択されました。今年度から研究開発体制を構築し、アプリケーションとポスト「京」のシステムアーキテクチャ、システムソフトウェア等の協調的な設計開発(コデザイン)のもと、課題解決に資するアプリケーションを開発するとともに、ポスト「京」の計算資源を利活用し、これらのアプリケーションを活用して行う重点課題に関する研究開発を開始します。

本シンポジウムでは、1 日目には、戦略分野5の2014年度の総括として「研究開発課題の推進」と「計算科学技術推進体制の構築」の成果と今後について、他分野や一般の興味のある方も含め広く紹介します。2日目は、戦略分野5 の成果を鑑みながらポスト「京」重点課題9で特に推進すべき科学的課題について、研究者を中心に議論します。

開催プログラム

■3月11日(水)

10:00-10:50 挨拶(5) 小柳義夫氏
分野5マネージャ
講演(25)スーパーコンピュータの戦略的開発・利用について 川口悦生氏
文部科学省研究振興局参事官(情報担当)付計算科学技術推進室長
全体概要(5) 青木慎也
体制構築(15) 橋本省二
10:50-11:55 研究開発課題1
格子QCDによる物理点でのバリオン間相互作用の決定」(5)
初田哲男
物理点における格子QCD計算(15+5) 浮田尚哉
格子QCDを用いた軽い原子核の計算(15+5) 山崎剛
格子QCDによるバリオン間相互作用の計算(15+5) 土井琢身
昼休(95)
13:30-14:35 研究開発課題2
大規模量子多体計算による核物性解明とその応用」(5)
清水則孝
原子核殻模型計算によるE1励起の記述(15+5) 清水則孝
軽い核におけるモンテカルロ殻模型による第一原理計算の現状(15+5) 阿部 喬
核力から出発した有効相互作用の構築とその応用(15+5) 角田直文
14:35-15:40 研究開発課題3
超新星爆発およびブラックホール誕生過程の解明」(5)
柴田大
ブラックホール-磁場中性子星連星合体の数値相対論シミュレーション(15+5) 木内建太
連星中性子星合体におけるr-process元素合成(15+5) 関口雄一郎
多次元ボルツマン輻射流体コードによる超新星計算(15+5) 長倉洋樹
休憩(20)
16:00-17:05 研究開発課題4
ダークマターの密度ゆらぎから生まれる第1世代天体形成」(5)
牧野淳一郎
超臨界降着円盤の一般相対論的輻射磁気流体シミュレーション(15+5) 高橋博之
Kninja を使った微惑星の大領域集積計算:アイスラインから外側への惑星移動(15+5) 小南淳子
ダスト再放射を考慮した輻射流体計算コードの開発(15+5) 行方大輔
17:05-17:25 体制構築・萌芽的研究課題等
格子QCDデータ共有・管理基盤 JLDG/ILDG(15+5)
吉江友照
18:00-20:00 交流会:ガンシップ東京(ホテルニューオータニガーデンコート4階)

■3月12日(木)

9:30-10:30 サブ課題A
素粒子標準理論を越える新物理の解明に向けて(30)
金児隆志
超弦理論と超対称理論の数値的研究の現状と展望(30) 西村淳
休憩(15)
10:45-11:45 サブ課題Bセッション1
ポスト京時代の超新星シミュレーション(30)
固武慶
コンパクト天体連星合体と元素の起源(30) 関口雄一郎
昼休(90)
13:15-14:15 サブ課題Bセッション2
ポスト京における大規模核構造計算(40)
宇都野穣
ポスト京における核変換の基礎研究(20) 富樫智章
休憩(10)
14:25-15:05 サブ課題Bセッション3
ポスト京におけるバリオン間相互作用と格子QCD(40)
石井理修
休憩(40)
15:45-16:45 サブ課題C
サブCの計画と統計計算宇宙論(20)
吉田直紀
宇宙大規模構造と宇宙プラズマの6次元Vlasovシミュレーション+PIC シミュレーションー(20) 吉川耕司
ブラックホール降着流(20) 大須賀健
休憩(10)
16:55-17:55 重点課題9全体セッション(60)
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