6つの研究テーマ

6つの研究テーマ

B中間子崩壊

QCD相構造

バリオン間力

核構造とr過程

中性子星合体

時空生成

年次計画

年次計画
内容(機関名) 令和2年度 令和3年度 令和4年度

B中間子崩壊

新物理模型でのB→πℓνセミレプトニック崩壊の形状因子を計算する。

標準理論におけるB→D(*)ℓνπℓνセミレプトニック崩壊の形状因子を計算する。

前年度の計算を継続するとともに、インクルーシブ崩壊と稀崩壊を記述するハドロン行列要素を計算する。

QCD相構造
(理研・計算科学セ)

ゼロ温度シミュレーションを実行し、物理一定のパラメタを求める。

ゼロ温度シミュレーションの完成と有限温度の小さい体積から順に実行。

 

有限温度の大きい体積のシミュレーションを実効し連続極限を求める。

バリオン間力
(理研・仁科セ、京都大学、大阪大学)

物理点近傍においてエキゾチックダイバリオンの計算を行う。

物理点直上においてゲージ配位を生成し、バリオン間力計算を開始する。

ゲージ配位生成を継続し、エキゾチックダイバリオン、ハイペロン力を計算する。

核構造とr過程
(東京大学)

中重核領域の殻模型有効相互作用を構築・精査する。

有効相互作用を完成させ、理研RIBFの実験予定など、重要な核種に関する系統的な計算を実行する。

前年度に引き続き系統的計算を進め、得られた結果を整理、随時発表する。

 

中性子星合体

初期条件の準備、富岳におけるコードの最適化を行う。

富岳を用いて、状態方程式2モデルにつて中性子星合体シミュレーションを行う。

富岳を用いて、状態方程式1モデルについて中性子星合体シミュレーションを行う。

時空生成

第二階層資源を用いて、行列サイズ512および768に対して、行列模型の複素ランジュバン・シミュレーションを実行し、(3+1)次元膨張宇宙の出現を検証する。

富岳を用いて、行列サイズ1024に対して、本格的な行列模型の複素ランジュバン・シミュレーションを実行し、空間構造の詳細な解析を行う。

富岳を用いて、行列サイズ1024に対して、本格的な行列模型の複素ランジュバン・シミュレーションを継続し、空間の膨張のしかたが指数関数的か巾則的かの判定を行う。

「富岳」成果創出加速プログラム

領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
量子物質の創発と機能のための基礎科学 ―「富岳」と最先端実験の密連携による革新的強相関電子科学
領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
全原子・粗視化分子動力学による細胞内分子動態の解明
領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
宇宙の構造形成と進化から惑星表層環境変動までの統一的描像の構築
領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
大規模データ解析と人工知能技術によるがんの起源と多様性の解明
領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
脳結合データ解析と機能構造推定に基づくヒトスケール全脳シミュレーション
領域①人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓
核燃焼プラズマ閉じ込め物理の開拓
領域②国民の生命・財産を守る取組の強化
プレシジョンメディスンを加速する創薬ビッグデータ統合システムの推進
領域②国民の生命・財産を守る取組の強化
防災・減災に資する新時代の大アンサンブル気象・大気環境予測
領域②国民の生命・財産を守る取組の強化
マルチスケール心臓シミュレータと大規模臨床データの革新的統合による心不全パンデミックの克服
領域②国民の生命・財産を守る取組の強化
大規模数値シミュレーションによる地震発生から地震動・地盤増幅評価までの統合的予測システムの構築とその社会実装
領域③産業競争力の強化
省エネルギー次世代半導体デバイス開発のための量子論マルチシミュレーション
領域③産業競争力の強化
「富岳」を利用した革新的流体性能予測技術の研究開発
領域③産業競争力の強化
航空機フライト試験を代替する近未来型設計技術の先導的実証研究
領域③産業競争力の強化
次世代二次電池・燃料電池開発によるET革命に向けた計算・データ材料科学研究
領域③産業競争力の強化
環境適合型機能性化学品
領域③産業競争力の強化
大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発
領域③産業競争力の強化
スーパーシミュレーションとAI を連携活用した実機クリーンエネルギーシステムのデジタルツインの構築と活用
領域④研究基盤
全脳血液循環シミュレーションデータ 科学に基づく個別化医療支援技術の開発