開催案内:素核宇宙融合レクチャーシリーズ 第9回「ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して」(6/26-27)

スライドを掲載しました(6/27)

素核宇宙融合レクチャーシリーズ 第9回「ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して」

資料

講義スライド:26日その126日その227日その127日その2Collaborator 急募
講義ノート

研究会について

講師:
中村 純氏(広島大学情報メディア教育研究センター)
日時:
2013年6月26日(水) 10:00~17:30、18:00~夕食会
2013年6月27日(木) 9:00~12:00
場所:
理化学研究所 研究本館4階435、437(レクチャー) 研究本館2階213(夕食会)
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」
申込
締切 6月7日(金)

講義内容

「ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して」

相対論的場の量子論の初歩の知識があることを前提に格子QCDの入門的な講義を行う。Fortran90あるいはC++で簡単なプログラムを書いた経験があると講義の後半部の理解の助けになるが、必須ではない。格子QCDシミュレーションの経験の無い学生・研究者が、自分の研究のためのシミュレーションを一人で行えるようになることを目指す。
以下のような内容を予定している:

  1. 格子場の理論
    格子場の量子論 vs. 連続場の量子論
    ゲージ変換
  2. 格子場の数値シミュレーション (1)
    経路積分のモンテカルロ計算
    量子力学
    ゲージ場
    フェルミオン場
    標準的なアルゴリズム
  3. ハドロン物理への応用
    ゼロ温度・ゼロ密度QCD
    有限温度QCD
    有限密度QCDの問題点と展望
  4. 格子場の数値シミュレーション (2)
    シミュレーションプログラム
    シミュレーションの実際

レクチャーシリーズについて

素粒子、原子核、宇宙物理の分野間の融合を目指して、2008年に新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」が発足し、その活動の一環として、各分野の基礎知識をその分野の専門家の方に講義していただく「素核宇宙融合レクチャーシリーズ」を企画してきました。新学術領域研究は2012年に終了しましたが、「素核宇宙融合レクチャーシリーズ」は、2013年から計算基礎科学連携拠点・HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」に受け継がれることになりました。

このレクチャーシリーズは、分野を学び始めた大学院生や他分野(素粒子、原子核、宇宙物理の他の専門家)の研究者など非専門家向けのものです。最終的には、シリーズをまとめて「素核宇宙融合教科書」を作成したいと考えています。レクチャー期間中には、講師を囲んでの夕食会も行います。講義内容に関する質問をして理解を深めるための良い機会ですので、ぜひご参加ください。

「素核宇宙融合レクチャーシリーズ」は、今後も継続していく予定です。テーマや内容に関する要望、あるいはボランティアで講師をしていただける方は、青木慎也(saoki [at] yukawa.kyoto-u.ac.jp / [at]を@に変えてください)までご連絡ください。

計算基礎科学連携拠点 拠点長
HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」統括責任者
京都大学 青木慎也

参加申込み

参加フォーマットに記入の上、下記の申し込み先にお送りください。

締め切り:6月7日(金)
参加申し込み先:船木靖郎
Email:funaki [at] riken.jp([at]を@に変えてください)

– – – – – – – – – – 参加申込書- – – – – – – – – –
名前:
所属(職/学年):
講師を囲んだ夕食会(6/26, 18:00~)への参加(費用は1500円程度):有・無
所属住所:
自宅住所:
旅費補助:希望 有・無
参加日程:6/26: ○× 6/27: ○×
宿泊: 要 不要
【旅費補助希望かつ宿泊が必要な方は、宿の手配を世話人にご一任ください。】
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