期間:2012年12月22日(土)~24日(月・祝)
場所:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
共催:国立天文台、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」
開催趣旨
天文学・宇宙物理学の発展にとって、シミュレーションは基礎理論、観測と並んで欠かせない柱の一つとなっています。理論天文学宇宙物理学懇談会では、2002年に「シミュレーション 天文学最前線2002」(於国立天文台)を開催し、各分野におけるシミュレーションの進展を総括しました。2012年はこのシンポジムから丁度10年目に当たり、この間、計算機性能はムーアの法則に従った100倍の向上を達成しており、計算宇宙物理学の新たな展開が期待されています。2012年11月には「京」コンピュータの本格運用が予定され、また、2013年4月には国立天文台に次期計算機システムも導入される予定です。このような時期に、計算宇宙物理学の新展開と方向性を総括することは時宜にかなうものであると考えます。また、基礎理論や観測との協働や、素粒子・原子核・プラズマ等の他分野との連携も益々重要度を増してくると予想されます。このようなことから、本シンポジウムは最先端の天文シミュレーションを中心に、基礎理論、観測、他分野との連携についての講演も交えて、計算宇宙物理学の将来像を総合的に議論することを目的します。
なお、理論天文宇宙物理学の幅広いトピックの口頭講演およびポスター発表も例年通り募集します。また、今年度博士取得見込み者には優先的に発表の機会が与えられます。
招待講演(予定)
青木慎也(筑波大)、石山智明(筑波大)、井田 茂(東工大)、井上剛志(青山学院大)、大内正己(東大)、大須賀 健(国立天文台)、木内健太(京大)、草野完也(名大)、斉藤貴之(東工大)、佐藤文衛(東工大)、高橋博之(国立天文台)、高橋労太(苫小牧高専)、滝脇知也(国立天文台)、田中雅臣(国立天文台)、寺島雄一(愛媛大)、中村文隆(国立天文台)、星野真弘(東大)、細川隆史(東大)、牧野淳一郎(東工大)、松本琢磨(名大)、吉田直紀(東大)、和田桂一(鹿児島大) *敬称略、五十音順
SOCメンバー:
梅村雅之(chair)、大須賀健、小久保英一郎、柴田 大、早田次郎、富阪幸治、牧野淳一郎、松元亮治、森 正夫、山田章一、横山央明、吉田直紀
LOCメンバー:
扇谷豪、川勝望、小松勇、田中賢、行方大輔、三木洋平、森正夫(chair)、Wagner, Alex
連絡先:
筑波大学 計算科学研究センター 森 正夫
rs12 [at] ccs.tsukuba.ac.jp([at]を@に変えてください)
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1-1-1